【 千島学説とは 】健康や病気治療への応用

本を読む

最近知った 千島学説 という現在の常識とは違う学説が面白そうだったので図書館で借りてみました。

読んだあとしばらくすると絶対忘れてしまうので自分用にまとめてみたいと思います。

これです。図書館の本には定価3090円とありますが1977年初版なのでプレミア価格になっています。

私は文系で思考力もないので著者の千島喜久男さんの考えがどれだけトンデモなのかはわかりませんがお顔を見る限り嫌な感じはしません。

千島喜久男
『血液と健康の知恵』より

  

   

千島学説 の8大原理

まず千島学説とは何かがわかる8大原理を簡単に。(p.86より)

  1. 第1原理 赤血球分化説(赤血球はすべての細胞の母体である)
  2. 第2原理 赤血球と各種細胞や組織との間の可逆的分化説(栄養状態その他によって血球と各種細胞や組織とは逆戻りの関係がある)
  3. 第3原理 バクテリアやウイルスの自然発生説(親バクテリアや親ウイルスなしでも細胞や組織が死滅し、崩壊するときバクテリアやウイルスが自然発生する)
  4. 第4原理 細胞新生説(細胞は細胞構造をもたない有機物から新たに生ずる)
  5. 第5原理 腸造血説(赤血球は骨髄で造られるのではなく、腸の絨毛で造られる)
  6. 第6原理 遺伝学の盲点(遺伝と環境は一体である)
  7. 第7原理 進化論の盲点(進化の最重要な要因は共生である)
  8. 第8原理 科学研究の方法論としての心身一如の生命弁証法

  

千島先生は第1~第7原理は事実に基づく科学的な新説で、第8原理は生命や自然の正しい観方、考え方、即ち哲学と言っています。

  

少し横道にそれます。

千島学説は血、赤血球がキーワードだということがアホな私にでもわかります。

まだこの本を借りる前にウィキペディアで千島学説について読んだ際「がん細胞には核(DNA)があるが赤血球には核がないからありえない」とありました。千島先生が

ガン細胞は血液が病的(アシドーシス1その他の質的変化)になった場合、赤血球から白血球へ細胞新生し、その白血球からガン細胞へ変る

『血液と健康の知恵』p.215より

と述べていることへの批判です。

  

1

アシドーシス(acidosis)は、輸血症又は酸中毒とも云われ、一般には血液が酸性(pH 7以下)になることだと考えられがちであるが、それは正しい意味でのacidosisの定義とはちがう。最近の血液学では、糖尿病の場合のようにアセトンやアセト酢酸などのようなケトン体の生成が過剰のために血液の酸塩基平衡が乱れて、酸の過剰、塩基蓄積量の減少した場合をケトーシス(ketosis)または広い意味で(acidosis)とよばれている。しかし、これらの場合でも血液が酸性になるわけではない。正常体では酸塩基平衡作用があるので、血液のpHが下がってアシドーシスになると、脳の呼吸中枢が刺戟されて呼吸が盛んとなり、CO₂を体外へ排出させるが、反対にアルカローシス(pH. 7.7)の時には、呼吸中枢が抑圧されて呼吸作用が衰えてCO₂の排出を抑えて調節する。

p.73より

アシドーシスの補足説明を入れてみましたがチンプンカンプンです。ケトン体って最近いいものとして聞きますね。とりあえずアシドーシスは良くないって感じ。糖尿病とか肉類・砂糖の過剰、精神的ストレスでアシドーシスが起こるらしい。

    

戻ります。私は「あぁ、そういえば赤血球には核がなかったっけ」くらいの理解でした。

でも調べてみると赤血球に核がないのは哺乳類くらいで、鳥類以下の下等動物はみんな有核であることを知りました。その理由について千島先生は

人や哺乳類は、鳥類以下の下等動物に比べて晩熟である。だから、細胞の成熟も鳥やカエルに比べて遅い。鳥やカエル以下の動物は成熟が早い。細胞の成長も早い。だから、体の凡ての細胞)を造る基礎ともなる赤血球は、下等動物では最初から核(DNA)をもっている。しかし、人や哺乳類では、赤血球も晩熟であるから無核で、均質な細胞質しかもっていない。この赤血球が、身体の各部分へ運ばれ、一定の場所に定着すると始めて、←誤字では?ここで赤血球の原形質の内部に核酸 DNA を含む核がようやく新しく形成されて、それぞれの細胞へと分化する。人間の赤血球から体の細胞へ分化するには、トリやカエルより、これだけ余分な時間と手間がかかるわけである。

pp.61-62

と考えているようです。

「赤血球から細胞に分化しないよ」と言われればそれまでなんですが、私としては哺乳類以外が有核であることに驚いたし、「赤血球に核がある」という状態が別にありえないことではないなら、途中から核ができることもありそうと単純に思えました。

  

8大原理説の説明に入る前に、千島先生は判断基準となる物差しを10項目示しています。

一般常識として知られていることと、自分の新説といずれの側に真理があるのか比較検討してほしいそうです。

       

第8原理の10項目

  1. 広く永い目でものを観る(時間、空間の大きな拡がりを通して判断を下す。)
  2. 万物流転(Panta rhei)(万物万象は時と所の変化に応じて変る。永久不変のものは自然界に何一つない。特に生命は移り変り易いものである。)
  3. 矛盾対立とその統一(凡ての事物は陰陽の矛盾対立を含んでいる。その対立抗争が進歩や変化の原動力となる。)
  4. 可逆性(凡て波動、周期的に繰り返し、螺旋的に発展する。)
  5. 限界領域の重要性(凡ては連続的であり、限界は人為的)
  6. AFD現象(Aggregation集合、Fusion溶け合い、Differentiation分化発展は生成発展の原則であり、逆AFD現象は衰亡、退化、死への道である)
  7. 共生(相互扶助、共存共栄)は生命の進歩発展の根本原則である。
  8. 心身一如の原則(精神と肉体、物質とエネルギーは不可分な一体)
  9. 調和と和(自然界と生命との調和、真善美の一体)
  10. 波動螺旋は自然と生命の本質的なパターン(縞模様、運動形態)であり、シンボルである。

(p.91-92)より

  

10項目を読んだ感じ違和感はないですし、共生と調和と和なんてロマンを感じます。強いもの、環境に適応できたものが進化したのではなく、助け合って生きてきたものが絶滅せず進歩できたということですか。

縞模様と運動形態で思い浮かんだのは蜂です。お腹の模様と八の字ダンス。なんか虫って意思があるというより何かリズムのようなもので動いている感じがします。

花も螺旋を描いてますし、10項目自体はほぼ一般常識の部類なのかもしれません。

きれいだなぁ

   

赤血球分化説とは

新説について書くと膨大な文字数になってしまうので、基本の赤血球分化説だけ取り上げたあとは、生活に応用できる部分をまとめようと思います。

   

健康体では

〇赤血球→白血球→体のすべての細胞(脳、神経、心臓、肺、腎、脾その他の内臓や内分泌腺、筋肉、脂肪、皮膚、毛髪、爪、血管、骨、結合組織や白血球その他すべての組織)になる。

〇赤血球から→生殖細胞(卵子、精子)

  

赤血球から全部作られてる!?従来の定説では赤血球は細胞核を失った年老いた細胞だと考えられているが全く逆だそう。

赤血球は細胞環境に従って、どんな細胞にでもなりうる潜在的能力をもったものである。

「え、STAP細胞的な?」当時嘘にしか思えなかったんですがあるんですか?

実験環境下でどのくらい体の中の状態って再現できるんですかね。脳の環境とか超難しそうなんですけど。

   

病的な場合

〇赤血球→ガン細胞やすべての腫瘍の細胞へ

 赤血球→炎症部のすべての細胞へ

 赤血球→創傷部の治癒組織(瘢痕組織または結合組織)に変わる

赤血球からすべての細胞ができるということはガン細胞も例外ではないです。病的だと健康な時とは違うことが起きてくるんですね。

1975年1月4日の読売新聞に『ガン細胞正常赤血球へ戻った』という記事があるそうです。ガン研究所(菅野勝夫所長ほか2名)、京大ウイルス研究所(市川康夫助教授)、国立ガンセンター(穂積本男研究室長)ら5名の学者がそれぞれ白血病のガン細胞を試験管内である種の薬品処理で正常な赤血球に戻す実験に成功したそうです。

その後どうなったんですかね。

   

輸血の場合

赤血球→がん細胞や肝臓の細胞その他に変わる

輸血って体に悪いんですね。まぁ血液型が合っていようが異物混入ですもんね。なぜ肝臓?解毒しようとしている?他人の血液は毒なのか。

手術で輸血必要にならなくてよかったぁ。

【 チョコレート嚢胞 】入院・手術

  

千島学説の健康や病気治療への応用

やっと本題です。難しい話はわからないけれど千島学説を実生活に活かしてみましょう。

血液の質と量を適正にすることは健康長寿の基本である。そのための条件としては気血動の調和が必要である。(略)

気即ち精神を安定し、怒り、不平不満、悩み、憤りなど精神的ストレスの持続は血液成分を毒性化するから、つとめて明るく、感謝の生活、気を若く、退屈せず、希望をもつよう修養2、鍛錬に努め、或いは信仰に生き、また大切なことは毎晩よく安眠すること、睡眠不足は永眠につながることを忘れてはならない。精神の安定は自律神経系の調和を助けるが、反対に精神的ストレスは自律神経系の中の交感神経緊張のため、ガンを始め、ほとんど凡ての慢性病の原因となるからそれらの病気の予防、治療には、まず精神的な悩みや緊張を除去することが何より大切である。

pp.113-114

2→徳性をみがき、人格を高めること。

 

ヒエー。もう精神的ストレスの持続が当てはまりすぎて危機感を感じます。悩んでもいいこと何もないのはわかってはいるんだけど。具合が悪い時の思考が全くあてにならないことも。

睡眠は大事です。22時台のドラマとか全部録画です。

たぶん よく寝る人は若い

  

食事の3S主義

万病は血液の汚れ(病的変化)からってことで、食物の質と量は清浄な血液、血球を作るための根本条件。

千島先生は、自然の菜食(S)小食(S)咀嚼(S)食事の3S主義として唱えています。

旧約聖書に“肉体の生命は血に宿る”と記されている。正にその通りである。血液は体の隅々まで浸し、一本一本の毛の根元にまで血管が分布している。その生命の根本である血液を造るのは腸の絨毛であり植物の根毛に該当する。だから胃腸(消化器)殊に腸の絨毛は生命の根本だと云うことができる。

p.230より

菜食とあって身構えたのですが読み進めていくと、動物性食品を全く摂るなというわけではなく、年齢や生活条件によって適量にとることは良いとあります。

肉、卵、砂糖のような酸性食品の取りすぎは血液のアシドーシスを起こすと一貫しています。

千島先生は西洋の物質文明のことを肉食文明と呼んでいます。肉食の欧米人には日本人や東洋人に比べて三白眼3が断然多いとか、肉食からくる性欲亢進、残酷とかけちょんけちょんに書いています。

3→

これは昔から観相家は“剣難の相”とよび、対人関係から不慮の殺害の危険のある相となされてきた。三白眼は怒り、不平不満からくる喧嘩体制の相である。いつも人と相対する際、敵愾心をもっている証拠である。

動物でも闘争する時は頭部を下げ、敵を睨む癖がある。この時目は三白眼になる。

p.234より

肉食主義で菜食不足は便秘を起こし、直腸がんにかかりやすいそうです。動物園のライオンですら肉ばかり与えていると病気にかかり早死にするし、ウサギや羊などの草食動物を食べるとき、ライオンが最も好むのはその胃腸なんだとか。

千島先生は菜食主義だけれど、牛乳やチーズを適量に取ることを非常に良いと考えているそうです。カゼインを健康に良いたんぱく質と書いています。そのわけは牛乳中の乳糖が小腸では吸収されず大腸まで行ってそこで乳酸菌の増殖に役立つからということです。

大人になってから乳糖不耐症になってしまい乳製品は下痢してしまう私からすればカゼイン(乳糖)は害悪でしかないのでこの点は引っ掛かります。牛乳とチーズなんてそれこそ西洋の食べ物だと思います。

ググってみると乳酸菌を増やすには食物繊維、ビフィズス菌を増やすにはオリゴ糖。どちらも野菜、海藻、豆ってことで菜食ですね。

   

よく咀嚼すると栄養価は充分にとれて、反対に暴飲暴食すると消化液を稀薄にして食べ物が腸内で腐敗する。

小食というのは腹八分目にして腸内腐敗を防ぎ血液を浄化するために極めて必要と述べています。お腹が空いたら食べる。

     

動(運動、体全体で働け)

全身を動かし、運動すれば呼吸は早く、深く、血液は肺で充分酸素を摂取し、従って心臓の鼓動も活発になり、血液循環は盛んになる。血流がよく流れることは血液浄化に大変重要なことである。(略)

血液循環が阻害される時、血液は貯留して血球も種々分化を起し、性質や形を変えてくる。凡ての炎症は1定の場所に血液が集中し、血流が緩やかとなり、或いは血流が停止する。血球は変化を始める。ガン腫や肉腫はその代表的なものである。指圧や整体術などは血液循環を良くし、運動不足の人に有効である。

p.116より

上流の川の水の方がきれいというたとえを使って血流の大切さが書いてありました。

また、運動には平素の不平不満や緊張を和らげ発散させ自律神経を調和させる効果がある。運動で気分爽快。

体全体で働けとは、頭を多く使う人は体を、肉体を多く使う人は精神を働かせることです。気(精神)血(肉体)の調和。新鮮な空気を深呼吸して太陽の光を浴びて全身の筋肉を良く動かすこと。

  

運動不足でなる病気を肥満症、消化器病(下痢、便秘、消化不良)胃下垂、低血圧、貧血、生理不順、自律神経失調症、運動過多でなる病気を心臓障害、筋肉や骨、関節などの運動器官の病気、腎臓障害と書いてあります。

貧血が運動不足でなるってピンとこないんですが絨毛から赤血球が造られるとすると、動かないと胃腸の動きも悪くなって食物の吸収が悪くなるんですかね。自律神経失調症も運動不足が関係しているのかぁ。

   

断食、減食

千島先生といえば断食、減食、玄米食みたいですね。

引用だと書くのが疲れるので気になるところまとめてみます。

  

炎症は血液の循環が妨げられて体の一定の部位に血液が集中してうっ滞して起こる。血液が集中した部位で赤血球が血管外に出て白血病に変わり、さらに炎症部位のすべての細胞に分化して紅く腫れ、熱をもち痛む、そしてその機能が正常な働きができなくなることを炎症という。

血球の量を少なくすることが炎症を消退させる第一の条件なので、断食、減食して腸での造血を中止または減少させると、組織から血球へ逆分化が始まり、特に炎症部位の組織や細胞が血球へ逆戻りするから炎症は次第に消えて正常に戻る。

多くの消化器病、高血圧病、糖尿病、喘息、肝臓病、神経病や化膿性炎症などに断食が有効である。

栄養過多、美食大食は消化器を過労させる。

肥満者はガンによる死亡率が高い。

現代医学の医師の中には断食中は、血液や尿検査の結果、肝機能低下の兆しが見えるというので反対する人もある。しかし、これは理論的にも実際的にも誤解であると思う。それは断食すると肝に蓄積されていた老廃物、有害物質が肝細胞から血球へ逆分化する際に遊離して、血液中に入り、尿中に排泄されるために、一時肝臓の機能が低下したかのように見えるだけであろう。

胃潰瘍にたいしては半断食をすすめたい。

  

最近日本人の体格、特に身長は青少年においてその両親より著しく高くなっている。なぜこのように成長が早くなったかといえば、これは生まれつきではなく(過去300年間の統計を見ても初生児の体重は大して変化していない)他民族との交雑(国際結婚的な)の結果、雑種強勢もその原因となることは考えられるが、最も大きな要因は栄養だ。人間や生物の寿命は成熟年限の5-8年倍だということはビュッホンの寿命係数とよばれて有名である。この係数から人間は20-25歳で成熟するから20歳で成熟するとしてその5倍で100歳、6倍で120歳となる。それが1年早熟になると5年短命、2年早熟になると10年短命になる勘定になる。学校給食で1-2年早熟になったことはそれだけ短命につながるわけである。

ただ大きい丈がよいわけではなく、堅実なこじんまりした体格が次第に要請される時代がくるだろう。生物の波動螺旋的な発展過程から観ても、この次の時代は平均化、次いで縮小の時代を迎えることになろう。

  

世界中の人種の中には栄養不足でも健康で元気に暮らしている人種もある。たとえば未開発の国では、人間が生物学的に環境や食物に対し適応性を生じ、一定のビタミンやアミノ酸の不足に対し、腸内共生菌の働きでそれを補うことができているためである。千島先生の娘が小学生のころ学校で肝油を出された。ところがそれを止めたとき夜盲症にかかった。これは過剰栄養のあとでは正常な栄養を与えても反動的に欠乏が起こる例である。また、船乗りの話によれば難破したとき、平素屈強だった男は、少し弱弱しかった男よりも、早く食糧不足のために飢え死にする傾向があったという。

   

   

具体的な断食の方法は書いてありませんでしたが日ごろから小食にしておく方が良さそうですね。もっとガンに関すること書いてあるかと思ったんですがマウスの実験データくらいでした。

人間は飢餓に耐える歴史の方が長かったですから栄養不足でも適応できちゃうことが多いみたいです。早熟は短命。これから平均寿命短くなっていくのかな。

断食、どうなんですかね。個人的に好きな高須院長は「断食なんかしたら癌患者は死にます」って言っていますしこの本にも具体例がないので懐疑的です。

食べすぎな元気な人がやる分には良さそうです。風邪ひいて具合悪い時なんて自然とやっている人が多いでしょうし。

  

おまけ カタカムナ

ちょっと面白そうな項目がありました。

太古の日本(古事記や日本書紀以前)に高度の文化をもった上古代人がいたそうです。カタカムナ文化。

カタカムナ神社の御神体である、左から右に進む書き方でしかも渦巻き(螺旋状)に書かれた巻物の写しを千島先生は、楢崎皐月氏の後継者宇野多美恵さんのお宅で見せてもらったそうです。その巻物には80個の渦巻きが書かれていました。

その1例として、楢崎氏の示したカタカムナの詩、『ヒフミヨイ、マワリテメグル、ムナヤコト、アウノスベシレ、カタチサキ、ソラニモロチセ、ユエヌオヲ、ハエツイナホン、カタカムナ』という48文字のウタの意味の大要を氏は次の如く解説している。『アマの本来性は、ヒフミヨイ(正)ムナヤユト(反)の旋転、循環(渦流性)にあり、それは極限(ヤ)まで繰り返し(周期性)て続くものである。そしてアウノスベシレ(重合互換統合)、カタチサキ(分化、微分)ソラニモロケヒ(還元、崩壊)もそのママの本来性に基く自然法則であって理屈ではない。それが万物万象にうけつがれてすべてのものがハエツ(発生)するが、その根源はカタ(片々)のカムナ(潜象アマ)にある』と解釈している。(略)ともかく東洋古代の文化とは異質な太古日本人のもった独自の神道文化があり、それが、波動や螺旋として宇宙の摂理を把握していたことは、まことに驚嘆すべきことである。そのようなわけで、楢崎氏は私の自然及び生命の波動、螺旋説を知り、これこそ、我国上古代人のカタカムナ文化の科学的実証だと激賞している。(略)

老人は嬰児4に還るということ(回帰の思想)と物質の最小単位とされている原子の世界と宇宙(天体)の螺旋的構造や運動についてラサーフォード卿の説をOut line of Science誌上で読み、それなら極微の世界と極大の世界の中間にある人間や生物の現象も亦波動、螺旋的である筈だと気づいたことに始まり、今日まで約60年間この問題について資料を集め、自らも研究してきたわけである。

pp.367-368より

4→赤ん坊

  

カタカムナ人は天皇家系統(天孫族)によって征服された原住民で、だからこの巻物は秘匿されていたらしいです。千島学説より理解が追い付かない。

宇宙の摂理を把握していたカタカムナ人、追い立てられちゃったんですか。何があったんだ。天孫族って何かググったらヤマト王権をつくった古代勢力とあります。古墳時代からの日本の始まりらへんってことか。よくわからないですが現代人がカタカムナ文字をわざわざ捏造したとしたらすごい想像力だなと思います。

トンデモ同士が引き合ってしまったのか、きわめると真理(同じもの)にたどり着いたということなのか、おもしろいです。後者かなぁとは思うのですがこれから明らかになっていきますかね。

  

以上、興味深い千島学説のお話でした。